地球環境統合評価モデルの作成

社会・経済活動に伴い、二酸化炭素、亜硫酸ガス、ばいじんなどが環境中に放出され、周囲や地球全体に影響や損害を与えます。これらの問題に対処するためには、人口都市化、経済発展、エネルギー消費等の事象と汚染物の排出、その環境への影響等の事象を一連のものとして統合的に把握し、効果的かつ予見的な対策を実施していく必要があります。このような問題を検討する道具に、統合評価モデルがありますが、上図は私たちが開発してきた温暖化統合評価モデル(アジア太平洋統合評価モデル、AIM)のフレームを描いたものです。このモデルは気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、地球環境アウトルック(GEO3)、ミレニアム・エコシステム・アセスメント(MA)などで、地球環境の将来見通しの検討作業に使用されております。