環境保全工学分野は,主として環境保全センターの教官が担当する部門である。環境保全センターは京都大学の教育研究活動に伴い発生する廃棄物を適正に処理するとともに,環境保全に関する教育,研究を行うことを目的として設立された学内共同利用機関である。そのため有機・無機の実験廃液の集中処理装置や種々の分析装置を有し,また大学としての環境保全に関する法規制対応やその企画立案等を行っている。また学内の環境保全に関する研究や,有害廃棄物の循環処理,廃棄物の管理・処理処分に関する研究を行っている。
学内の環境保全に関する研究では,本学の実験排水について,各建物に水質モニターを設置し,キャンパス単位で集中的に管理するために,水量や水質予測を含めた実験排水管理のための基礎調査研究を行った。
また廃棄物処理に関して1) 有害廃棄物の適正管理に関する研究、2) 化学物質の環境挙動と循環廃棄過程のクリーン化に関する研究、3) 廃棄物の発生・リサイクルとライフスタイルに関する研究、4) 製品残渣の循環廃棄過程における環境影響指標に関する研究,などに取り組んでいる。
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