京都大学 工学部地球工学科 環境工学コース Undergraduate Course Program of Environmental Engineering
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吉田キャンパス 環境保全工学 COURSE KEYWORD:廃棄物,循環型社会,ライフサイクル思考

フィールド調査やシミュレーションを通じて、資源採取・生産・使用・廃棄・リサイクルの全ライフサイクルにわたる環境負荷を解析し、循環型社会の構築を目指した社会システムの提案をしています。

廃棄物から社会を視るSupport the living, To be in harmony with the environment
  • 自動車解体調査自動車解体調査
  • バイオマス度試料採取バイオマス度試料採取

自動車には様々な資源性物質(レアメタルなど)や有害物質(鉛など)が含まれており、使用済み自動車の適正処理のためにもそうした含有実態の把握は欠かせません。
当研究室では使用済み自動車の解体調査を通じて素材構成や含有物質・濃度を定量的に把握し、フロー解析やライフサイクル分析により、国内全体での排出量やそれに伴う環境負荷を評価しています。また、そうして得られた知見は、欧米やアジアなどの国外研究者と情報共有、国際間比較を図っています。

再生可能エネルギーであるバイオマスを燃料とする発電は、固定価格買取制度の対象として推進されています。ごみ発電においては、木材や紙などのバイオマス由来部分と、プラスチックなどの化石由来部分とが含まれており、その割合(バイオマス寄与度)を正確に測定する必要があります。
当研究室では、従来よりも精度の高い測定方法として、炭素の同位体比率を利用する方法(14C法)に注目しています。焼却炉排ガスの採取・測定、ごみ中のバイオマスのサンプリング、モデリングを通じ、14C法の精度を高め、実用化に貢献する取り組みをしています。

酒井伸一教授 Professor Shinichi Sakai
在学生の声『環境負担の軽減を目標に』